SNSは基本的に、利用するユーザーにアカウント登録を求めますよね。
その際にSNSによって差異はありますが、年齢や性別・勤め先・役職・学歴・趣味などの個人情報を入力することになります。
その個人情報（デモグラフィックデータ）であったり、SNS上でのいいねやシェア、動画再生などのアクション（行動データ）を元に、詳細なターゲティングが可能です。
例えば「20代女性で料理に興味がある人」など、ブランドや商品を訴求したい人（顧客）に的確にリーチできるのがSNS広告の魅力であり、大きなメリットです。

リスティング広告やリターゲティング広告は、既に商品を検索しているユーザーやWebサイト訪問履歴のあるユーザーにのみ広告を発信する広告です。
つまり商品へ興味を持っていたり特定の悩みを抱えた自分がわかっている「顕在層」へはアプローチは簡単にできますが、そもそも商品を知らない、悩みを自覚していない「潜在層」に届けることが困難です。
一方でSNS広告は、さまざまなユーザーに対して積極的に広告を発信します。
顕在層へのアプローチも勿論ですが、まだ商品を知らないユーザーや悩みを自覚していないユーザーなど「潜在層」にも広告配信を行うことができるので、商品の認知拡大やブランディングに効果的なんです。

スマートフォンやタブレットの普及により、人々が日々の生活で触れる情報量が、爆発的に増加しました。
一説では、現代人の1日に受け取る情報量は、江戸時代の１年分、平安時代では一生分（30〜40年分）と言われています。

そのため、企業から消費者に向けた一方的な広告コミュニケーションは、「無視される」「嫌悪感を抱かれる」など、十分な効果が得られないことが多くなってきました。

一方でSNS広告は、プッシュ型の広告でありながら、ユーザーのタイムラインに自然に溶け込むことや、クリエイティブの手法が豊富なことから、比較的ユーザーに受け入れられやすい傾向があります。

また、ついつい拡散したくなる面白い広告やキャッチーな広告であれば、ユーザー自身の拡散によって「バズ」や「バイラル」といった現象（俗にいうバズる）を起こし、企業が想定していた以上の反響を呼ぶことがあるのも、魅力の一部です。